マレーシア不動産投資ガイド:成功するためのステップと諸経費
投稿日:2024.07.10物件の現地視察の重要性
マレーシアでの不動産投資を成功させるためには、物件の現地視察が不可欠です。理想的な物件を選んだ後は、実際にマレーシアを訪れて自分の目で確認することをお勧めします。インターネットや資料だけではわからない物件の実情や周辺環境、アクセスの利便性を直接確認できます。
物件視察のメリット
現地で物件の雰囲気や近隣の環境を把握し、デベロッパーや不動産エージェントと直接会って詳細を確認することができます。これは、投資の精度を高め、リスクを最小限に抑えるために重要です。当社では、現地での通訳サービスや不動産エージェントの手配など、全面的なサポートを提供し、スムーズな視察を実現します。
購入申込書の署名と申込金の支払い
希望する物件が確定したら、購入申込書(Offer Letter)を提出し、物件価格の1~3%程度の予約申込金を支払います。この金額は、購入意思を示す重要なステップです。日本から申し込む場合、銀行送金、Wiseでの送金を介した送金などの方法があります。
売買契約書の署名と手付金の支払い
申込書の提出と予約金の支払いが完了した後は、売買契約の締結と手付金の支払いに移行します。手付金は通常、物件価格の10%程度で、申込金を差し引いた残額を支払います。売買契約書は英語で書かれており、内容を十分に理解することが重要です。
支払いスケジュールに沿った中間金の支払い
マレーシアの不動産購入では、工事の進捗に合わせて段階的に支払いを行うプログレスペイメントが一般的です。これにより、支払いの負担を分散できますが、計画的な資金管理が求められます。詳細な支払いスケジュールを作成し、予定通りに資金を用意することが重要です。
引渡し通知書の発行と最終金の支払い
物件が完成間近になると引渡し通知書(VP Letter)が発行されます。その後、最終金と諸経費の請求書が発行され、不足分なく支払いを行います。最終金は通常、物件価格の25%です。
鍵の引き渡しと物件確認
新築物件の場合、竣工から引き渡しまで2~3ヶ月かかります。この期間に物件の最終仕上がりを確認し、修正点を伝えることが重要です。マレーシアの不動産は瑕疵担保期間が48ヶ月ありますので、その間に問題があれば無償で修繕できます。
諸経費の詳細
マレーシアでの不動産購入には以下の諸経費がかかります。
弁護士費用:物件価格に応じて変動。
州政府の合意取得申請費用:RM1,000〜RM3,000。
登記に伴う印紙税:物件価格の4%。
仲介手数料:物件価格の3〜8%。
管理費:専有面積に基づき計算。
修繕積立金:管理費の10%。
火災保険料:年間RM60~100。
固定資産税(建物):半年に1回RM1,000前後。
固定資産税(土地):年間RM40。
電気代:月額RM100〜150。
水道代(浄水):月額RM5〜10。
水道代(下水):3ヶ月毎にRM8。
WiFi費用:月額RM100程度。
まとめ
マレーシアでの不動産投資は、適切な物件選びと現地調査から始まります。現地視察を通じて物件の真価を把握し、賢明な投資判断を下すことが重要です。また、諸経費を理解し、計画的に資産管理を行うことで、成功に近づくことができます。この記事があなたの不動産投資の成功に役立つことを願っています。