マレーシア不動産購入時にかかる諸経費の詳細についてのお問い合わせを多くいただくため再度リリースします

投稿日:2024.07.09

弁護士費用
契約書類の作成に必要な弁護士費用は、物件価格により変動します。物件価格に応じた税率は以下の通りです。

物件価格がRM500,000未満:1%
物件価格がRM500,000以上RM1,000,000未満:0.8%
物件価格がRM1,000,000以上:0.7%
加えて、弁護士事務所への雑費がRM2,000〜RM3,000程度かかります。プレビルド物件の場合、プロモーションにより開発会社が負担することもあります。

州政府の合意取得申請費用
外国人が不動産を購入する際には、州政府の許可が必要です。費用はRM1,000〜RM3,000です。

登記に伴う印紙税
印紙税は物件価格に応じて変動します。外国人(日本人)が購入できる物件はRM1,000,000以上で、税率は4%です。例えば、RM1,200,000の物件を購入する場合、印紙税はRM48,000となります。

仲介手数料
日本語対応物件価格の3%〜10%程度の仲介手数料がかかります。
マイプロパティであれば、仲介手数料は完全無料です。

マレーシア不動産購入後の諸経費
管理費
物件の運営(セキュリティや共用施設のメンテナンス)に必要な管理費は、専有面積(sqft)に基づき計算されます。一般的な高級レジデンスでは1sqftあたりRM0.6〜0.7、ブランドレジデンスでは1sqftあたりRM1〜2となります。例えば、600sqft(約55平米)の高級レジデンスの場合、月額の管理費はRM360(約1万円)程度です。

修繕積立金
物件の修繕のために積み立てる金額で、管理費の10%程度が一般的です。600sqftの高級レジデンスの場合、月額の修繕積立金はRM36(約1,000円)程度です。

火災保険料
建物に対する火災保険料は、専有面積に応じて按分されます。50平米の高級レジデンスでは年間RM60~100(約1,800~3,000円)程度です。

固定資産税(建物)
市役所からの評価額に基づく税金で、50平米の高級レジデンスの場合、半年に1回RM1,000前後(約30,000円)を支払います。

固定資産税(土地)
マレーシア土地局に支払う税金で、50平米の高級レジデンスの場合、年間RM40(約1,200円)程度です。

電気代
電力会社TNBに支払います。ご家族の場合、月額RM200〜400程度です。

水道代(浄水)
月額RM5〜10(約150〜300円)程度です。

水道代(下水)
Indah Water社に支払い、1ヶ月あたりRM8(約240円)を3ヶ月毎に請求されます。

ガス代
都市ガスが開通している場合、Gas Malaysia社と契約し、月額で料金が発生します。

WiFi費用
インターネット料金は、一般的にTIME社かTM社が提供し、月額RM100(約3,000円)程度から利用できます。

まとめ
マレーシア不動産購入には、弁護士費用や州政府の申請費用、印紙税、仲介手数料などが必要です。購入後も管理費、修繕積立金、火災保険料、固定資産税などが発生します。
これらの費用を理解し、計画的な資産管理を行うことで、マレーシアでの不動産投資を成功させましょう。