マレーシア不動産投資に関するリスクについての事例を共有します

投稿日:2024.06.21

海外での不動産投資を考える際には、リスクをしっかりと認識することが重要です。

特にマレーシアは原油産出国であるため、オイルマネーの流れが経済に大きな影響を与えることがあります。これに加えて、プレビルド物件の購入を検討している場合、竣工の遅れに注意が必要です。

例えば、マレーシアのコンドミニアム建設には通常30階建てのもので3年ほどかかりますが、長期プロジェクトであるため遅延や開発中止のリスクが伴います。過去には、建設中に購入したコンドミニアムを完成後に高値で売却することが可能でしたが、現在の供給過剰や未完成リスクを考慮することが重要です。デベロッパーの資金力など、事前に調査できる点は必ず確認しましょう。

また、3年間の家賃保証がついた物件もありますが、家賃保証が終了した後も安定した賃貸需要が見込めるかどうかを検討する必要があります。クアラルンプールなどの都市部でも、賃借人を見つけるのに苦労する物件が存在しますので、生活環境や利便性を考慮した物件選びが求められます。

売却時のリスクとしては、為替差損にも注意が必要です。現在(2024年6月)のようにマレーシアの通貨リンギットが円に対して上昇すると、物件売却後に得られる日本円が減少する可能性があります。
そのため、売却のタイミングは非常に重要です。

マレーシア不動産投資の成功するためには、リスク管理が鍵となります。

例えば、未完成物件を購入する際は、デベロッパーの信頼性や資金力を十分に確認することが重要です。また、家賃保証付き物件の終了後の需要も考慮し、長期的な視野で物件を選ぶことが求められます。